売却に関して相談したいことがあるが、どこに相談に行けば良いのかわからない方もいらっしゃるでしょう。
一般的には不動産会社に相談することが多いかと思いますが、場合によっては専門知識を必要とすることもあり、専門家の方に相談したほうが良いケースもあります。
今回の記事では、不動産売却の悩みごとに合った相談先をご紹介いたします。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら不動産売却に関する総合的な相談は不動産会社がおすすめ
不動産会社は、売却に関わる一連の手続きをサポートしてくれて、基本的に相談は無料です。
また、複雑な取引の場合は司法書士などの専門家もご紹介してくれるので、まずは不動産会社に相談すると良いでしょう。
査定依頼が無料でできる
売却価格を決めるためには、最初に査定を依頼して価格設定をします。
価格を低く設定しすぎると、経済的に損をしてしまい、高く設定しすぎると売却が困難になる可能性があります。
不動産会社に査定を依頼する場合は無料なので、信頼できる不動産会社に査定してもらい、売り出し価格を設定することが大切です。
査定結果は3~7日程度でわかることや不動産会社は土地取引に精通しているため、どのような価格だと売れやすいのかを熟知している点ではメリットと言えるでしょう。
売却方法の相談ができる
売却方法は大きく分けて仲介と買取の2つがあります。
早く売却したいけれど、どちらのほうが自分の不動産に合った売り方なのか、不動産をできるだけ高く売るにはどのようにしたら良いのかなど相談にのってくれます。
仲介は、不動産会社が買い手を探し、買取は、転売する目的の不動産会社に売却する方法です。
買取は仲介に比べて、すぐに売却でき、仲介手数料がかからない点でメリットと言えます。
しかし、買取の相場は仲介売却と比較して7〜8割程度低くなってしまうでしょう。
仲介売却にして価格を高く設定したいが、買い手が見つかるか不安な場合は、仲介売却を一定の期限までにして、買い手が見つからない時は買取に変更できることもあります。
土地の活用方法についての相談にものってくれる
不動産会社はアパート経営や駐車場経営などの土地活用についてもアドバイスをしてくれます。
土地を売却すると手元に現金が入るかもしれませんが、持っている不動産に適した活用の仕方がわかれば、利益につなげられる可能性があります。
不動産会社は、その地域の特徴や相場などについて深い知識を持っており、条件が悪い土地に見えても意外な活用方法を提案してくれるかもしれません。
売却しようか、それとも土地活用をしようか考えている方は一度相談してみると良いでしょう。
信頼できる不動産会社を決める
土地や建物は大切な資産であるため、自分が納得できる金額で売却したいものです。
調べずに不動産会社を決めてしまうと、スムーズに売却できなかったり、損をしてしまったりする場合があります。
事前に聞きたいことをまとめておいて、質問したときにしっかりと答えてくれるのか、査定価格が高すぎないかなど見極める必要があります。
不動産売却の価値に関する相談は不動産鑑定士へ
不動産売却のための査定は、不動産会社でも可能ですが、おおよその価格査定になります。
そのため、土地の正確な価値を知りたい場合や裁判で不動産の価値を証明する際には、不動産鑑定士に相談すると良いでしょう。
不動産鑑定書を作成してくれる
不動産鑑定書とは、不動産鑑定士が土地や建物の価値を評価するために作成する書類で、土地の推定価格や推定を裏付ける理由などの情報が記載されています。
この鑑定書は裁判の際に使用できますが、必ずしも売値を保証するものではありません。
この書類を完全に作成するには、最低でも2週間、長ければ1か月かかるので、事前に計画を立てておくことが大切です。
また、不動産鑑定士が鑑定しても、最終的な販売価格は買い手と売り手の合意によって決定されるため、これはあくまで提案や目安の価格として捉えておく必要があります。
不動産鑑定士の探し方と鑑定費用
不動産鑑定はどこに頼んでも同じというわけではないので、事前にどのような対応をとってくれるのか見極める必要があります。
何も考えずに依頼してしまうと、期限内に書類が必要だったが連絡がスムーズにいかず、間に合わなかったなどのトラブルになりかねません。
不動産鑑定士に依頼する場合は複雑な案件が多いため、経験が豊富で書類作成だけではなく、アドバイスもしっかりしてくれる方に頼むと良いでしょう。
また、早めに相談することや依頼目的を明確に伝えることも重要です。
費用に関してですが、土地の売却時、不動産鑑定士に依頼する場合、30万円前後かかります。
鑑定にかかる費用は不動産鑑定士によって異なり、多くの場合、土地や建物の価値が高ければ鑑定費用も高くなります。
法的効力のない簡易鑑定をおこなう場合は、2〜3割程度安くなるのが特徴です。
不動産売却の登記や権利に関する相談は司法書士がおすすめ
不動産の権利書の作成、所有権の保存、移転、抵当権の設定、登記の抹消などは個人でおこなうには難しい手続きばかりです。
不動産の権利や登記変更を専門におこなっているのが司法書士なので、手続きで不安なことがあれば司法書士に相談すると良いでしょう。
抵当権抹消登記の手続きをしてくれる
不動産を売却する際に返済中のローンがある場合は、完済して抵当権を抹消登記する必要があります。
抵当権とは、借り手が長期にわたって支払いを滞らせた場合、銀行や金融機関が担保として出した不動産を取り返すことができる権利のことです。
自分で抹消登記をすることも可能ですが、法律や不動産に関する知識が必要なため、代わりに司法書士に依頼するのが一般的です。
また、完済時に金融機関から送られてくる書類が抵当権抹消登記に必要になり、有効期限が発行から3か月以内のものが多いため早めに手続きをおこないましょう。
所有権移転登記の依頼ができる
所有権移転登記とは、不動産を売買した時に誰が所有しているのかを証明するための手続きです。
所有権移転登記をおこなわない場合、さまざまな問題が起こる可能性があります。
たとえば、登記の手続きをせず、所有者が自分のままだと売却していたとしても、固定資産税や都市計画税を払い続けなければいけません。
そのため、不動産の取引がおこなわれたら必ず所有権移転登記が必要になります。
自分で手続きをする場合は法務局でおこないます。
しかし、手続きが複雑で記入する書類も多いため、不安な方は司法書士に依頼すると良いでしょう。
司法書士に依頼した場合にかかる金額
司法書士に依頼する場合、売却の事例ごとに費用が異なるため、正確な相場は存在しません。
しかし、通常、所有権移転登記の手続きであれば4〜6万円程度、抵当権抹消登記であれば1~3万円程度が相場とされています。
日本司法書士会連合会のホームページには、各都道府県の平均的な手数料が掲載されているので、そちらも確認してみると良いでしょう。
費用面も大切ですが、相談した時の対応が丁寧だったり、必要書類が不足していた場合すぐに届けられる場所だったりと依頼する事務所選びも重要です。
まとめ
不動産の売却を考えている場合は、一連の流れをサポートしてくれる不動産業者にはじめに相談することがおすすめです。
また、相続や遺産分割など不動産会社だけでは対応が難しいケースもあります。
そのような時には、それぞれの分野に精通した専門家に相談すると問題が解決できるでしょう。
株式会社Home Style スタッフブログ編集部
京都市右京区西院に店舗を構え不動産仲介や不動産買取を行っている株式会社Home Styleです。京都市右京区・中京区を中心に京都全域の戸建、土地、マンション等の物件を多数ご紹介しています。今後も不動産や相続に関する記事を主にご提供します。